
在学中も卒業後もさまざまに活躍されている崔さんが花屋を開業されると聞き、なにがなんでもとの思いでお手伝いとして就職。これまで働いていた花屋はたくさんのチェーンをもつところだったから、花束でもアレンジでも、5000円だったらこの形、というようにすべて決められていました。でも、このお店では崔さんのデザインを見せてもらって、それを自分でつくるんです。知らないことがまだまだたくさんあって、毎日勉強です。崔さんの花の使い方を見ていると、こういう使い方ができるんだな、と驚かされます。前の会社よりもたくさんのことを考えながら仕事をしているので、花束でも、デザインでも、プリザーブドフラワーでも、すべて作っていて楽しいですし多くのことが身につきますね。私は切花や鉢物の管理をしたり、きれいな花を前に出して、古くなった花をさげたり、といった基本的な花屋の仕事を大切にしています。
お客様の手に渡った花が、どれだけ長く美しくいられるか、ということを第一に考えこのお店でさまざまなことを経験し大先輩、崔さんの仕事を手伝っていきたいと思っています。
花の美しさに惹かれ花の勉強を開始!卒業後は地元の花屋で頑張っていますが沖縄の花は東京と比べて種類が少なく、色の強いものが多く、本土の花とは少し異なります。学校時代のようにさまざまな花を使い、思う存分に作品づくりをしたいと思うことも多く、当時の楽しさをよく思い出しています。しかし最近では、沖縄の気候や風土で育った地元の花の特徴を生かしたデザインを考えたり、お客様に提案したりするのも面白いと実感できるようになり、充実した日々を過ごしています。現在は本店と沖縄ハーバービューホテルクラウンプラザ店の両方を掛け持ちした毎日でとても忙しいのですが、さらに実力を磨くためハイレベルな勉強もしたいと考えています。さまざまなチャンスを捉えて作品づくりに励み、グループ展や個展なども開くつもりです。
ここのお店は、本当に「町のお花屋さん」です。アーティストのように自分のデザインをするのではなく、お客さんの要望を聞いて、それにあわせたものをつくります。店長は、それができる人。一人ひとりのお客さんがどんなものを求めているのかを考えて、花束やアレンジを作っています。お花屋さんでは、入社して1年間は花を扱わせてもらえないところもあるのですが、このお店はどんどんやれ、と言ってくれるので、毎日花を扱っています。最初はいちいちメモを取っていたのですが、忙しすぎてメモを見るヒマがないので、全部覚えるようにしています。全部覚えて、その知識を自分のものにしていきたいと思っています。
わたしは、花束よりもアレンジが苦手。だから、店長のつくったアレンジが置いてあるときには、よく見て、どのように花が使ってあるのかを覚えるようにしています。そして次にアレンジを作るチャンスがあったときに、その花の使い方にチャレンジしてみるんです。店長のように、いつも高い品質のアレンジが作れるようになりたいですね。さしあたっての目標は、市場への仕入れに店長といっしょに行くこと。店長はきれいな花、状態のいい花を見抜くのが上手なので、どういうふうに仕入れをしているのか、見てみたいですね。将来は自分の花屋を地元に作りたいと思っているので、店長の技術はすべて吸収したい。そして、地元の方々に愛されるお花屋さんをつくりたいと思っています。
毎朝、店頭に並べる花のディスプレイからはじまり、斜め陳列や並行陳列などお花屋さんの店頭をより美しく、華やいだ雰囲気に見えるようディスプレイします。花への水やりや手入れ、店頭に並べるアレンジの制作やお客様の接客、ご注文の花の制作などを行ない、空いた時間には同じ学校から入店した後輩と仕事の点検やスケジュール管理を行います。レストランや料亭の活け込みをお手伝いしたり、スタンド花の助手も行いますが、これは社長や店長のように速いスピードで花を挿していくことができず、まだまだといった感じです。店頭で苗物をお求めのお客様には手入れの仕方や飾り方などのアドバイスも欠かせません。間違いのないよう気をつかいますが、緊張感の中で忙しく花の仕事ができる毎日はとても充実しています。花の仕事は幅が広く奥も深く、学ぶことばかりです。
ぼくの働いている「フローリスト リルケ」アトレ大井町店は、駅ビルという立地のよさもあり、土日は1,000円ブーケを求めるお客様が列をつくるほど賑わっているお店です。
接客の仕事で大切にしているのは、お客様とイメージを共有すること。つまり、お客様が求めているものを敵刈るに把握することが大事だと思うんです。例えば花束を作るとき、「派手にしてね」と言われても、自分が思う「派手」とお客様の思う「派手」のイメージが違っていると、お客様には満足していただけない。そのためにも、花だけでなくお客様の顔を見て、たくさんコミュニケーションをとるように心がけています。
お客様が満足されたかどうかは、リアクションでハッキリわかりますよ。よかったときは、「すてき!」という声にもハリがあり(笑)、表情も笑顔。反対にあまり満足されていないときは、「うん、大丈夫...」と、表情がくもってしまうんです。お客様の笑顔を見られると、よかった!って安心しますね。
大変ですが、こんなふうにお客様とじかに接することができるのがこの仕事の醍醐味でもあります。今はネット時代ですけど、人と人とが直接会って会話するって、すごく楽しいことだと思うんですよね。ぼく自信がおしゃべりだからかもしれないですが(笑)。
学校で得たものも、知識や技術はもちろんですが、人との"出会い"が一番大きいですね。とにかくすごい先生たちばかり。「あんなすごい先生たちに教えてもらえていたなんて、贅沢な環境だったんだなあ」と、卒業した今、改めて思います。なかでも、花を使って表現することの面白さを教えてくれた、生け花の矢口先生。学校を卒業した今でも、月に一回、先生の教室にいけばなを習いに行っているんですよ。
花って、勉強すればするほど好きになるから不思議です。これからも自分なりに勉強を続けて、いつかは先生のような、"表現者"を目指したいと思っています。
福祉の仕事にも興味があったので、卒業後の進路は病院内のお花屋を選びました。学生時代で特に印象に残るのは「センスは誰にでも備わっているもの。それにどう磨きをかけるかはその人しだい」というある先生の言葉です。そのためには花に限らず、美術展を見て感性を豊かにすることも大切だとおっしゃって。授業のたびにさまざまな展覧会情報を提供してくださったので、積極的に足を運ぶようにしました。そのおかげで、たいぶ視野が広がったと思います。
今の仕事の魅力は、自分のやりたかったことであるということと、お客様との関わりでしょうか。「手術後のリハビリのために」と立ち寄った患者さんが、お花を見て嬉しそうにされている姿に接することがたびたびあります。花の持つ癒しの力を実感する瞬間です。また退院された方が、外来で通院するときにお花を買いにきてくださることもあります。明るくなったお顔を拝見していると、お元気になってよかったと、こちらの気持ちまで弾んできます。日々お客様から喜びをいただく仕事ですね。
実家が花屋だったので、物心ついたときから花が身近にある環境でした。小さいときからちょこちょこ店を手伝っていましたが、親から「やれ」と言われたわけではなくて、手伝いに来ていた従兄弟のお兄ちゃんと一緒に遊びながらやるのが面白くて。僕の"仕事"は、仕入れた花の水揚げと、店番。お客さんが来たら奥に向かって「お母さーん! お客さーん!!」って大声で呼ぶのが役目でした(笑)。
10歳ぐらいのとき、親の真似をしてアレンジメントを挿してみたんです。3,000円ぐらいの。それがなんと、売れたんですよ。母親たちがつくったほかのものを差し置いて!「売れたよ」って聞いたときはものすごくうれしかったのを覚えています。
かといって、「花屋を継ごう」と決めていたわけではまったくないんです。両親からも「自分の好きなことをやりなさい」と言われていましたし。でも、高校を卒業したあと1年間ぐらいブラブラして、自分の将来の仕事について考えたとき、浮かんだ答えは「花屋」でした。花の仕事だったら楽しくできるだろうと思えたんですね。
まず花の勉強をしよう、と入ったこの学校は、それまで自分が日々見ていたのとはまったく別の世界でした。花についてはある程度知っていたつもりでしたが、花をくずしてブーケをつくる「フェザーリング」という技法など、「花にもこんなにいろんな使い方があるんだ」と、驚きの連続で。ほかにも、花の歴史やヨーロピアンフラワーなど初めて知ることばかりで、花への興味がものすごく高まった2年間でした。
この店に就職を決めたのは、自分の実家と似ていると感じたから。いわゆる"小洒落た"お店にはちょっと抵抗があったので(笑)、こういう家族的な、昔ながらのやり方でやっているようなお店から始めたいと思っていたんです。
入社して1年、仕事の流れも楽しさも少しずつわかってきました。一番うれしいのは、自分なりに納得する花束やアレンジをつくれたときに、お客さんからお褒めの言葉をもらえること。といっても、ほんとに一言ですよ。「あ、きれい」とか「可愛い」とか。そんなシンプルな言葉でものすごくやりがいを感じてしまう。いつかお店を任せられるぐらいの人間になるために、接客も含めて日々勉強中です。
花屋って、花の一生を見られる仕事。美しいときがあって、やがて枯れるときがきて。そういう命の営みのようなものを日々見ることができるのが、この仕事の魅力かな。花の純粋な美しさにも、ただただ惹かれます。だから、「花屋になろう」と思った自分の決断は間違っていなかったと思えるし、そういう環境で僕を育ててくれた両親にも感謝しています。
まだ勤めて3ヶ月で店内をつねにきれいにしておくためのお掃除が基本です。開店前の店頭ディスプレイでは、花束やアレンジの花がだめになっていないかなどを確認しながら配置します。月・水・金は店長が花市場から仕入れた花が届き、水揚げや湯あげなどの手入れを行い、それぞれの花にあった器に移して店内に並べます。木・土は園芸市場から鉢物が届くので、価格とともにその植物の説明なども書き入れます。また「今日はどんなお花にしたらいいかしら」などと常連さんから相談していただけることもあり、お客様から信頼をいただいているんだなと、大変やり甲斐を感じています。花の話題やリボンワーク、ラッピング、色の組み合わせなどでは学校での授業がとても役立っています。いつの日か、お客様に喜んでいただけるような花束をつくりたいと思っています。
在学中からお花屋さんで働くことが希望でした。お花屋さんといえば、花束作りがメインの仕事というイメージがありますよね。地域に密着したお店で、地元のお客様相手に花束を作っているようなお店に就職したい。そう思い、「はな華やか」さんにお世話になることに決めました。
お店では接客に始まり、花束やアレンジメントの制作、そのほかレストランやお店、オフィスにうかがって花を飾る活け込みなど、さまざまな仕事を担当しています。
学校で学んだことは、あらゆる面で役立っています。特に勉強してよかったと思うのは色彩学。例えば「オレンジのバラを入れた花束を作って欲しい」とお客様から依頼されたとします。ほかにどんな色の花を合わせたら全体がバランスよくきれいにまとまるか、それを考えるとき、配色についての知識があるととても心強いです。
仕事をしていて嬉しいことはたくさんあるのですが、最も印象に残っているのは、初めてウエディングブーケを作ったときのこと。制作中は不安もありましたが、出来上がったブーケをお客様にお渡しすると「想像以上に素適な仕上がり!」と、とても喜ばれて。自分にとっての大きな自信にもなりました。
地域の人々に愛され、「お花を買うなら『はな華やか』でなければ」と思っていただけるお店にしたいですね。そのためにはフラワーデザインの技術やセンスを磨くことはもちろん、お客様との信頼関係を築くことも必要だと思います。お花の話だけでなく世間話もしたり、お客様ご自身のお話に耳を傾けるなど、自然に心を開いていただける接客を心がけていきたいです。
店長より一言
「はな華やか」店長 若林友ニさんの話
学校で勉強してきただけのことはあり、小島さんは基礎がしっかりしていますね。花の切り方やまとめ方も早く、非常に助かっています。私が店にいなくても、一人でどんな仕事もできるようになって欲しいですね」
お花屋さんになるのが小さいころからの夢だったんです。今は夢がかなって、毎日楽しく働いています。仕事の内容は、ディスプレイ、花束やアレンジの制作、配達や掃除など。市場に花を取りにいくこともあります。この近所の花屋さんには同じ日本フラワーの卒業生が何人かいるので、市場でバッタリ再会、なんてこともよくあるんですよ。
仕事の中でも一番楽しいのは、やっぱり花束やアレンジをつくっているとき。それから、できた花束をお客様にお渡しする瞬間も好きですね。例えば「あ、かわいい」とか、お客様の口からポロッと出てしまう言葉がすごくうれしいんです。
子どものころに思い描いていた花屋さんのイメージは、かわいい仕事。でも実際にやってみて、すごくハードな仕事なんだということがわかりました。肉体労働も多いですし。でも、好きな花に触れていられる喜びは大きいですね。
まだまだ勉強しなければならないことはたくさんあります。花束をもっとスピーディにつくれるようになりたいし、市場でセリもできるようになりたい。セリは今のところ社長がやるのを隣で見ているだけなんですが、たくさんの人が集まる中で欲しい花を次々とセリ落としていく社長を見ると、すごいなあって思います。学校で学んできたデザインの勉強も続けたいですね。「2〜3年以内にNFDフラワーデザイナー検定1級取得!」を目標に、がんばりたいと思っています。
私の勤める「フラワー華実」は、六本木ヒルズのすぐ隣にある小さなお花屋さん。店頭での販売だけでなく会社やお店に飾る花の注文も多く、「大きく華やかに作って」というご要望が多いんです。予算に合わせてできるだけ大きく作っているのですが、ただ大きいだけではお客様に満足していただけません。そんなときは、学生時代にとても印象的だった「花と花が会話するように」という先生のアドバイスを思い出しながら作っています。お客様にもそんな気持ちは伝わるようで、「ありがとう」と喜んでいただけたときには思わずにんまりしています。
私の主な仕事は、店頭での販売や、ブーケ・花束などを作ること。お店としては、ほかにもブライダルやショールーム、イベント会場などでの装花の仕事も多く、このようなときは私も他のスタッフと一緒に外に出て、活け込みや装飾をすることもあります。ブライダルは決まったレストランからの注文も多く、こちらは同じ学校の同窓生が担当しています。
お店に出勤するのは、朝9時過ぎ。毎朝市場から届く花を店内に並べるところから1日が始まります。月・水・金は自分で市場へ行って、買った花を車に積んで店に戻ります。昼間は、病院や個人のお宅などへ配達に行ったり、花の手入れをしたりしています。
お客様と接するのは好きですね。勤め始めて8ヶ月ぐらいですが、だんだんお客様の顔を覚えてくるのが楽しくて。いつも買いにくる常連のおばあちゃんとあいさつを交わすようになったり、よく配達に行くお店のおばさんからお駄賃にコーラをもらったり(笑)。地元に密着したお店なので、お客様との距離が近いんですね。そんな感じも好きです。花の名前や咲く時期などは、仕事を始めて覚えることも多くあります。「毎年この季節は、この店でこの花を買う」というお客様が多いんですよ。そんな長いおつき合いのお客様を大事にしていきたいですね。
このあたりはお寺が多いので、お彼岸やお盆の時期はものすごく忙しくなります。市場で仕入れる花の量も、1日100万円とか、桁が違う。その時期は店の最前列に仏花を並べるなど大きな配置変えもあり、とにかく体力的にきつかったですね。今はまだ、やっと仕事のリズムに慣れてきたところ。毎日が忙しくて、まだまだ覚えなければならないことはたくさんあります。この店でいろんな知識や技術を身につけて、いつか自分でお店を出せたらいいなあ、と思っています。
人に贈る花をつくるのは、お客様の「贈りたい」という気持ちを一時的にお預かりすること。その気持ちを形にするためには、お客様とのコミュニケーションは不可欠ですし、この仕事のおもしろさでもありますね。先輩たちの接客を見ているとすごく勉強になります。
目の前の目標はまずお店の中で必要とされる人間になること。今はとにかく何でもやってみたいですね。大きな仕事も小さな仕事も注文する方の気持ちを考えて1つひとつ心をこめてつくりたいと思っています。
私の働くお店では店頭売りとウエディング、お店や会社に伺って花を飾る活け込みを行っています。活け込みでまず注意しなければならないのは、花の置かれる環境。エアコンや照明が直接あたるなど、花にとって過酷な場所に置かれることも多いのでそれぞれの環境で長持ちする花を選びます。また、週に一度は手入れにも伺っています。
まだアシスタントとしての仕事が多いのですが、いろいろなデザインや花の選び方を知ることがすごく勉強になっています。お客様の要望をきちんと伺って、安心して仕事を任せていただけるフラワーデザイナーになりたいと思っています。
駅ビル内の花屋なので、花束はお客様の目の前で、しかも短時間でつくらなければなりません。お客様のなかには明確なイメージを持ってない方も。そういう場合には花の色や大きさなど提案して選んでいただいています。学校で学んだ色彩学の知識が役に立ちますね。色の持つ印象を伝えるとお客様もイメージしやすいですし。お客様の喜ぶ花束ができるとうれしいですね。今はこの職場で、花の現場で必要とされる力を身につけたいと思っています。そしていつか憧れのブライダルの仕事にも挑戦してみたいと思っています。
以前勤めていたお店は東京・大手町のJAビルにあったので、近隣の企業での活け込みやショップの装飾が主な仕事でした。和風料理店を担当したときには、毎日使用した花材を記録しておき、同僚が活け込んだ場合にも同じ花がくり返し使われないように気を配りました。季節や行事など、いろいろな知識をフルに回転させて花選びをすることも大切です。
企業に行く場合にも、ある会社は朝早く、ある会社は日曜日にと、そのお客様の都合により決められた時間に仕事をしなければなりません。一度お客様のオフィスで、持ち込んだ壺を割ってしまいフロアを水浸しにするという大失敗もしましたが、その後は慎重になりました。
その後同級生のいる白金のお店で、これまでに身につけた知識と技術を生かしてがんばっています。それぞれの違った経験をお互いに生かし合い、幅広い仕事をさせてもらっています。お店はわりあい自由にまかされており、楽しく毎日の仕事をしています。
私の職場は市場の仲卸です。注文を受けた花や店頭売り用の花を仕入れ、花の仕事に関わる方々(花屋さんやフラワーデザイナーの方々)に販売しています。お客様に満足していただけるだけの質の良い花を用意するために、直接生産者から話を伺ったりすることもあります。私が日本フラワーデザイン大賞というコンテストに出品したときには、お店にいらしたフラワーデザイナーの方が作品をみてアドバイスしてくださったんです。このおかげもあり、2位を受賞することができました。今は市場での仕事と平行して、フラワーデザインの先生になるための勉強をしています。フラワーデザインの技術も磨いていきたいですね。
実家が花屋ということもあって花に興味を持つようになったのですが、学校で花の見せ方や様々なアレンジを学び、花の世界の奥深さを知ったんです。学校での一番の思い出はフラワーフェスタ。学生が中心となってつくる花のショーなのですが、僕は学年全体のリーダーとしてショーに関わりました。みんなと一緒に作り上げたこのショーは貴重な経験になったと思います。
うちのお客様の年齢層は高く、買っていただく花も仏花が中心。そうした昔ながらのお客様を大切にし、さらにめずらしい花を置いたり、人の目をひく花束やアレンジを作り、若い人にも気軽に立ち寄っていただけるお店にできるといいなと思っています。
私の働くお店のオーナーはフラワーデザイナーとしても活躍していて、日本のチャンピオンにも選ばれたことのある方です。それだけに仕事で求められるレベルは高く、毎日が真剣勝負。お客様も高級住宅街の方が多く、やはりハイセンスなものが求められます。学校で会場装飾の経験を積み、授業の一つ一つを大切に学んでいたのでスムーズに仕事に取組めたと思っています。
以前、敬老の日にアレンジメントを制作して配達したのですが、贈られた方が感激の涙を流されたんです。この光景を見て花は本当に人の心を感動させるものだと思い、ますますこの仕事にやりがいを感じるようになりました。
ここではお店の開店祝いやホールやライブハウスで開かれる演奏会の祝花、プレゼント用の花束やアレンジがよく出ます。こうしたものは早めに注文を受けることが多いので前もって計画をたてて作業を進めることができますが、大きなイベントになると一度に大量の作品をつくらなければならないので大変です。現場への配達や設置も仕事のうちですから、この時は大忙しです。
花のデザインは、すべてにおいて基礎がいちばん大切だと思っています。これからフラワーデザイナーを目指す皆さんは、ぜひ学校でデザインの基礎をしっかりと勉強してきてください。
卒業後、お台場の花屋で働いていましたが、今は地元の石川県に戻り、母の営む花屋を手伝っています。この花屋はスーパーマーケットの入口にあり、とてもいい場所にあります。常にお客様が訪れ、絶えることはありません。ここでは、お客様の要望に応じた花束やアレンジ作りから、店に並べた花の手入れ・配達まで、様々な仕事を任されています。一日一日が忙しくバタバタと過ぎていきますが、充実した毎日を過ごしています。