受賞作品・生徒作品

ディスプレイ・テレビの仕事

実技の助手からTV局の花装飾の仕事へ。多忙でも真剣勝負へ!

木村 幸さん<2007年卒>

(東京都立山崎高校出身)
本校フラワーデザイン助手→株式会社「平安閣」勤務

木村 幸さん


学校卒業からしばらく、そのまま学校に残ってフラワーデザイン実技の助手として仕事をさせていただきました。助手という仕事は学生と先生の間のパイプ役になるような立場です。先生方が授業で指導をされるときに、さまざまな用具や教材を授業の進行に合わせてタイミングよく出していくことが求められます。
母校で私が教えていただいた先生方ばかりでしたから、授業の進行状況はよくわかるはずなのですが、初めの頃はなかなかタイミングよく補助を行うことができず、そのような状態がしばらく続きました。この助手の仕事を通じて先生方とじっくり話すことや、先生方とご一緒に特別な研修を受けることもでき、私自身のスキルアップや知識の向上に大いに役立ちました。
その後、学生時代にアルバイトをしていた花屋に移りました。そこはスタジオ装花やブライダルを中心とした会社です。テレビの収録は深夜に及ぶことが多く、たいへん厳しい仕事です。大道具さんや小道具さん、照明さんなど、数えればきりがないほどのスタッフが呼吸を合わせてスタジオ内を駆け巡っています。
私が受け持っている花装飾の仕事は、そうした合間を縫っての慌ただしい作業になります。限られた時間内に、周りに迷惑をかけないよう素早く行いますが、時には突然大きな声でデザインの変更が指示され、即座に対応しなければならないこともあります。「花の色を強くして!」「花の高さをもっと高く!」など...。さらには、茎が短いものしか用意出来ていない時に、ほかの茎をうまくつなげ合わせて高さを出すなどというケースも有ります。番組担当の監督や美術監督が、最後にカメラの画面を通してチェックを行い、ようやくOKが出たときは喜びもひとしおです。
苦労した作品を作った時などは、思わず涙がでることもあります。非常にきつい仕事ではありますが、多くの視聴者が心待ちにしていることを考えると、手を抜くわけには行きません。一回一回を真剣勝負で取り組んでいます。

冠婚葬祭やディスプレイなど、
幅広い業務を経験できるのが魅力です

横山 達樹さん<2007年卒>

(東京都立芝商業高校)
「フラワー華実」勤務

横山 達樹さん


以前はパティシエとして働いていたのですが、そのときに花と出会い、フラワーデザイナーの道に進むことを決めました。学生時代で最も思い出深いのは、校舎の地下の作業場。そこに一人こもって作品制作に没頭する時間が好きでした。人があまり選ばない花材を使ったり、さまざまな資材や道具を駆使して試作を繰り返していましたね。そうして仕上げた作品の一つが、2006年日本フラワーデザイン大賞釣り花部門で3位に入賞したことも忘れられない思い出です。学校のように道具が何でも揃っていて広さもあり、思う存分作品作りができる場所って、実際はなかなか存在しないんですよ。卒業してから気がつきました。学校では本当に貴重な経験させてもらったと感謝しています。

現在勤務している花屋は、葬儀からブライダルまで請け負っているので、幅広い経験ができて面白いですね。レストランでの活け込みや、観葉植物のメンテナンスも担当しています。気をつけていることは、季節によって花や植物の種類を変えることと、あとは大きさでしょうか。例えば、夜はテーブルの上にキャンドルが灯るので、あまり大きな植物を置くと燃えてしまう危険があります。日持ちについても考慮しますね。自己満足ではなく、利益を出しながらお客様に満足していただかなければならない。それが仕事として花にたずさわる面白さでもあり、難しさであると感じています。

配達にも行きます。先日は、プロポーズ用のサプライズの花束を届けたんですよ。受け取る女性は全くご存知なかったようで。その届けた花をきっかけに、男性がプロポーズをスタート。このときに、人は面と向かっては言えない気持ちや思いを花に託すのだと実感しました。花を通して伝えたい気持ちや思いがあるから、人は花を贈る。贈り手側の気持ちを理解した今、花屋の仕事がますます魅力的に思えるようになりました。

自分自身の造形力を生かした作品づくりをするためにも
花の基礎技術が大切

上条 由那さん <2005年卒>

(長野県・長野大学出身)
長野県松本市・ハマ園芸株式会社勤務

上条 由那さん


幼稚園・小学校の頃から花屋さんを夢みていた私ですが、中学・高校は剣道で結構活躍していました。高校卒業後すぐに、花の学校に行きたいと考え、この学校の入学案内を取り寄せていましたが、親の考えでまず大学に進学。でも4年間、毎年花の学校の資料を取り寄せいくつかの学校見学もしましたが、やっぱり私の創造力や発想力を生かせる学校はここしかないと思い入学。
在学中は、検定試験はもちろん、造形・色彩学・生け花・・・など、たくさんの勉強をしましたが、自分の好きな造形力を生かした作品づくりをしすぎて(笑)少し基礎がおろそかになってしまったかな。今も学校時代の先生のアトリエに通いNFD1級検定とフリーワークの基礎を学んでいます。
自分自身の造形力を生かした作品づくりをするためにも花の基礎技術が大切だと痛感しているところです。在学中にもっと気がついていればよかったのですが・・・。
今は、花屋で仕事をしながらも、この秋に岩手県で行われる花のコンテスト、JHLカップに出品する作品について構想を固めているところです。
このあとも、日本フラワーデザイン大賞やさまざまなコンテストに積極的に出品を考えています。
このようにコンテストにできるだけ挑戦するため、現在の仕事はアルバイトにしています。社長さんや部長さんからは正社員で頑張ったらどうかと親切に声をかけていただいたのですが、私自身の花へのチャレンジ精神を貫くためにも今はアルバイトでいいと思っています。
仕事は、ブライダル部門で卓上花やメインテーブル、ブーケなどをつくります。
松本市近郊で行われる年間約2000組のブライダルの約半分を当店で担当している関係で、いつも忙しくしています。
この他、安曇野のホテルや三井ホームの住宅展示場の生け込みなどをまかされています。住宅展示場は、土・日にお客様が多く来られるので、金曜の夕方に伺い生け込みます。
今日はこの様子をご紹介します。
まず、季節などを考慮し、デザインを考えますが、毎週毎週のことなので、発想がとぎれがちですが、適当な花や枝を考え、その花や枝の特徴や形の面白さなどからデザインを考えて行きます。デザインが決まると花の仕入れ部門に発注をお願いし、当日は、花材や花桶はもちろん、室内を汚さないようビニールシートや花くずを入れる生け込み専用のゴミ袋まで、必要なもの全てを準備します。これらのもの全てを車に積み込み出発です。
現場につけば、住宅アドバイザーの方と簡単な打ち合わせを行い、早速花材などの用具を運び込み、住宅の廊下の隅にビニールシートを敷き作業を始めます。
和室の床の間には、生け花の授業で学んだ枝のラインを生かした作品を。いつも飯尾先生の「無駄な枝はとって」の声が聞こえてきます。そして、ダイニング・洗面所・トイレ・寝室にと花を生け、最後はきれいに後片付け。ゴミを一つ残さず、来た時よりも美しくをモットーに行っています。その後、鉢物や植木などに水やりをし、アドバイザーの方から日頃の様子やご希望をお聞きしながら仕事を終えます。今日は、玄関に飾っている寄せ植の鉢に入った植物が成長し、大きくなった為、バランスが少し悪くなったのでは、とのこと。早速担当の方に伝え、早急にデザインを検討し、入れ替えなどの処置をとるようにする旨をお伝えし、帰社。

宴会の雰囲気を左右する装花の仕事は、
毎日が真剣勝負です

福澤 雄一さん <2003年卒>

(長野県立上伊那農業高校出身)
東京・帝国ホテル内「日比谷花壇」勤務

福澤 雄一さん


主にホテル内の宴会場で行われるパーティーや披露宴などの装花を担当しています。心がけているのは、まず見た目に華やかであること。また、宴会中に枯れないような花選びや処理の仕方、花粉が料理に入らないことなどにも気を配ります。会社主催のパーティーでは、その会社のイメージカラーを意識して花を選ぶことも。大きな会場では「広さに負けない花を」と気合が入ります。同じ会場でも花によってガラリと雰囲気を変えることができるので、やりがいがありますね。
小規模な宴会の装花は一人でやることもありますが、大規模な宴会の場合は、装花のプランをつくって主催者の方々にプレゼンテーションを行います。今の自分はまだ、最初の段階のデザイン画を描くぐらいですが、ゆくゆくはすべてを自分でデザインして、プレゼンテーションまでやってみたいと思っています。
今仕事をしていて、学校で学んだすべてのことが使える知識であり技術だなと実感しています。生け花や庭の勉強ができたのもよかったですね。パーティー会場の一角に日本庭園をつくるなど、和風の装花が求められる場合も多いんです。宴会場だけでなくホテル内のレストランやパブリックスペースの装花も担当しているので、さまざまなフラワーアレンジを学んでおいてよかったと思います。
これからも、訪れる方に「きれい」と言っていただけるような、人の心を動かす花をデザインしていきたいですね。

TV番組の中で使われる
フラワーディスプレイを制作しています

篠原 理沙さん <2002年卒>

(埼玉県立豊岡高校出身)
東京「京花園(フジテレビ営業所)」勤務

篠原 理沙さん


番組の収録に合わせて、スタジオディスプレイや卓上花などを制作。タレントさんのコサージュやコンサート装花も担当しています。外のスタジオで収録するときは前夜から花材を搬入し、翌日の早朝から作業をスタート。照明なども考慮して、モニターで確認しながら進めていきます。自分のつくったものに対してOKが出たときは、本当に嬉しいですね。機転や工夫を求められる現場で、学校でのさまざまな経験が生きていると思います。
ゆくゆくは自分一人で何でも任せられるようになりたい。そして、作品の中に「自分らしさ」を表現できるようになれたらと思います。


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