2017.07.26
2年の前期授業で一番大切な空間装飾は「パーティープラン」です。この授業ではパーティー内容の発想から始まり、空間装飾のデザイン画、色彩計画、パーティー進行など全てにおいて学生一人ひとりがプランニングをし、協力してパーティーの実現へと進めていきます。
このパーティープランは1年次前期の「テーブルコーディネート」や後期の「テーブル装飾」などの授業経験が生かされています。
今回は、花と色を通して人とのコミュニケーションを楽しむ「色で咲かせる交流パーティー」と、ゆったりと落ち着いた雰囲気の中で国際交流を図る「地中海の国際交流パーティー」の2つ。
2年生がホスト役、1年生がゲストとしてパーティーに出席します。
「色で咲かせる交流パーティー」では、パーティーの前日、2年生から1年生に手作りの招待状が手渡されました。
空間の装飾は、人との「輪」をモチーフにリング状のオブジェを制作。
今回のパーティーでリーダーと司会を務めた柏谷梢さん(東京都立大崎高校出身)は、「輪のオブジェの装飾には、色とりどりのリボンや毛糸、布を使いました。チームのメンバーから、あれはどう?これも合うのでは?と様々な装飾についての意見が出て、トータルコーディネートされた空間を作ることの難しさも経験しました。チーム一丸となって自分たちの力で取り組むことが出来て良かったです。」と話します。
パーティーの中では学生たちによるイベントも組み込まれ、ホストである2年生が、ゲストの1年生の印象や服装等を見て、花をプレゼントするというものです。サプライズプレゼントに会場は大いに盛り上がりました。2年生は何故その花を選んだのか1年生に説明し、お互いの交流を図りました。
もうひとつの「地中海の国際交流パーティー」は、暑い太陽や海を想像させる花に加え、白と青のコントラストが美しいギリシャの風景が映像で写し出され、さらに照明による効果も活用され、くつろぎの空間演出をしました。食品のコーナーにはワインボトルやキャンドル、貝殻が添えられ、少し大人っぽい印象に。
また、国際交流が目的となっており、ゲストの胸には色により出身国ごとに分けられたコサージュがプレゼントされました。
空間を演出するということは難しいことですが、2年生はこれまでに学んだ知識を生かし、力を合わせてパーティーを作り上げました。