2017.06.26
小原流いけばな作家、伊藤庭花先生の1・2年合同特別授業が行われました。
伊藤先生は1962年に小原流に入門され、基本からいけばな一筋で学ばれたあと、
数々のいけばなのインスタレーション(場所や空間全体を作品とする芸術)を日本は
もちろん、ロンドンやニューヨークでも発表され続けていらっしゃいます。
授業で学生に配布されたのは、葉を完全に落とし、枝だけになったドウダンツツジ20本。
これを1・2年生で10本ずつ分けて、インスタレーションを制作しました。
天井からテグスでドウダンツツジを吊るしたり、細かい枝を麻紐で結わいて丸くかたどってみたり。
最初は枝だけで作品になる?と戸惑いながらも、花を器に活けるだけがいけばなではなく空間も利用する作品もあることを知った学生達。
最後には1・2年生それぞれが制作した作品を教室の中央で合体させ、
1・2年生合同のインスタレーションを完成させました。
いけばなの奥深さを学び、体感する大変貴重な時間となりました。