2017.02.20
本校の在学生が1人1作品以上を出展し、日頃の学習の成果を確認する作品展「卒業・進級創作展」を開催しました。 学生生活の集大成として、1年生・2年生共に大作を発表。 優秀作品には賞が与えられます。 学生たちは何度もデザイン画を書き直し、試作を繰り返し、デザインを練り直します。 デザイナーは自分自身。 そのこだわりは山や川に出掛け、自分で植物素材を探す学生もいる程。ホームセンターや市場に何度も出向き、思い思いの資材や花を揃えます。今年はセメントや砂等を融合した作品も見られ、いつもとは一味違った創作展となりました。 そして今年はなんと、厳正なる審査の結果、1年生の作品が最優秀賞を受賞しました。 ブーケ部門で出展の1年生 西梅瑠奈さんと作品 「タイトルは"春よこい"です。春になったら結婚しよう、とプロポーズされた花嫁さんに贈るブーケを制作しました。花色の選択や、中央のワイヤーの工作には時間が掛かりましたが思うようなデザインに仕上がって良かったです。」と話しました。 カスミソウをまるでチャーハンのようにデザインした1年生の池田海さんは奨励賞を受賞。 「花が調理されたら一体どんな風に見えるのかな?という好奇心から制作しました。お玉を持って、作品と一緒に記念撮影をすることも出来ます。」とユーモア溢れるアレンジメントを出展しました。 このまま中華料理のディスプレイに使えそうです。
その他にも花束、テーブルデコレーション、フローラルコラージュ、オブジェ、インスタレーションの部門が設けられ、様々な作品が並びました。
ご来場のお客様からは「1年間、2年間でこんな大作が作れるようになるの!?」と驚きの声が上がりました。
そして、創作展のスペシャルイベントとして、2年生泉水弓茉さんによる花束のデモンストレーションが行われました。
泉水さんは花束を制作しながら、花についてはもちろん、テクニックやコツを解説。
枝で出来た土台に、春の優しい色合いの花を束ね、冬から春への変化を表現しました。
2年生は卒業前最後のイベントです。これから社会に出て、その才能をどのように花開かせるのでしょうか。基礎を身に付けた1年生は2年目へステップアップ。今度は応用力を磨きます。今後の活躍に期待です。