2014.07.17
2年の前期授業で一番大きな空間装飾は「パーティープラン」です。この授業ではパーティー内容の企画から始まり、空間装飾のデザイン画、色彩計画、パーティー進行など全てにおいて学生一人ひとりがプランニングをします。その中でも優れた二つの企画を選抜し、チームを組み、チームメンバーみんなが協力し企画を実現へと進めていきます。
チームの中でもプレゼンテーションが得意な学生、絵を描くのが得意な学生、大道具が得意な学生、細かい作業が得意な学生、それぞれの能力を生かし、分担・協力し作成していきます。これがまたチーム作業をするときの大事なポイントにもなります。
そしていよいよパーティー当日、1年生たちがパーティーの招待者として出席します。もちろん招待状も学生たちがデザインした手作りのものです。
今回選抜された二つのテーマ。その一つは「国立科学博物館 入場者数200万人突破記念パーティー」。ここでは子どもたちに科学博物館の面白さを知ってもらうことを目的とし、会場の中には珍しい形をしている植物をさまざまな工夫を凝らして、子どもたちの好奇心をかきたてるような不思議な世界に1年生も興味津々。
もう一つは「LGBTQと繋がる」を目的としたパーティー。性別の垣根を越えて全ての人々が繋がろうというこのテーマです。会場はバーに見立てて本物さながらに作り込まれました。ただパーティー空間だけを作っただけではなく、学生たちによるイベントなども組み込まれ、会場は大いに盛り上がりました。
招待された1年生はこの空間を「どうやって作られているのだろう?」とじっくりと観察。パーティーを存分に楽しみながらしっかりと吸収しようとしました。チーム一丸となり取り組んだこの授業。2年生にとっては、またと無い貴重な体験となりました。