2014.06.11
花のデザイン活動は、フラワーショップやブライダルにとどまらず、ディスプレイやパーティー、商業空間など、さまざまな空間へと活動範囲が広がっています。
これからの時代のフラワーデザイナーは、空間やシーンに合わせて、花のデザインを発想する力が必要になります。
本校で学ぶフラワーデザイン実技や色彩学、スペースデザインなど全ての授業は、互いに関連性があり、空間をトータルにコーディネートする力を身に付けることができます。その第一歩として、1年のテーブルコーディーネート授業を実施します。
プロのテーブルコーディネーターの先生をお招きし、格式やスタイルに合わせたテーブルセッティングはもちろんテーブルマナー、ナプキンワークなどテーブル装飾の全般的な知識についても学びます。
ここでは、花はテーブルのテーマやコンセプトを演出するために添えるアクセントの存在です。従って花のデザインは、食空間を引き立てるバランスの取り方が重要になります。1年生にとってこの授業が初めてのグループ制作。みんなの意見を出し合い、イメージをまとめ上げ、トータルで作り上げていきます。
入学してから2か月程で行う授業ですが、普段の授業で基礎的なデザイン理論や空間の見方を身に付けているため、テーマやコンセプトに合う空間を総合的に作り上げることができるのです。各チームそれぞれ新しい発想で見事に花の食空間演出をすることができました。