

人類は、地球創生の時代から植物をとおし、多くの自然の恵みを受け取り今に至っています。特に日本は、世界にもまれに見る四季明瞭な国で、温暖な気象条件が整い、四季折々の美しい草花を見ることができます。この自然がおりなす「花の美しさ、花の命」に心を奪われた日本人は、世界で一番古い花の文化「いけばな」を生み出しました。いけばなは日本人の誇りではありますが、社会や生活の変化に伴い、少しずつ変わっています。
欧米から入ったフラワーデザインも、装飾という狭い用途から抜け出し、芸術的価値をもったものへと進化しています。
本校では、これらの「いけばな」と「フラワーデザイン」の両面を学びながら、新しい花の文化を模索し発信すべく、時代にふさわしい活動的な花の造形家を育てることを目的としています。フラワーショップでの花束、アレンジメントの制作はもとより、レストラン、ブティックなどでの生けこみ、花を中心としたディスプレイやウエディング、パーティーのコーディネートおよびプランニング、さらには庭園の仕事までと、幅広い活躍ができる若者を育てています。
草花の持つ、安らぎや癒しは現代に欠かせないものとなっています。花の新たな魅力を引き出し、人類の未来への貢献をめざす若い力に期待します。